この絵本を前にして、あんまり、語ることはないのです。
ただ見て読んで、感じることがすべてだと思うから。
これは3月11日のあと、荒井良二さんがはじめて書いた絵本。
きっと多くのものを書く人たちがふかくふかく考えて
書く意味を、その必要性を、できることを、できないことを悩んで。
その結果生まれた書物はたくさんあって、どれも素晴らしいものだと思うのだけれど…
荒井良二さんが絵本作家としてできることはなんだろう、と考えて、
「朝、起きたらカーテンをあけること」という答えを本にした。
そのことが、わたしには響きました。
でもそんな本の生まれた背景を知らなくったって、この絵本はぞんぶんに味わえるのです。
ただ読むだけで、おとなもこどももきっと楽しくて、それが素敵。
なんでもない日常のはじまりの朝の、窓の外にひろがる鮮やかな風景を味わってください。
2013年1月27日更新
『あさになったのでまどをあけますよ』 荒井良二
児童書 受賞作 絵本
偕成社希望朝産経児童出版文化賞絵本大賞荒井良二
ただいま 54 ストック!
こんにちは、鳩です。
食べること寝ることに並んで本を読むことが大好きで、ついにはお仕事まで本に関わることをしています。ここはわたしが読んだ本ばかりの個人的な書庫でもありますが、あなたにおすすめしたい本を差し出す本屋さんのカウンターでもあります。読んで好きになった本、印象に残った本、私はあまりなじめなかったけれどおすすめしたい誰かの顔が浮かんだような本を集めています。記事から記事へキーワードをたどってめぐることもできますし、表示される記事やキーワードもそのときにより変化します。気になる言葉や名前などを各記事下の検索欄で探していただくこともできます。
いまはまだ少ないこの書庫の蔵書も、うっそうとした本の森にそだつ予定です。どうぞ気ままにお散歩して、本と出会ってくださいな。
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