子どもが本を好きになるために…というだけでなく、大人にとっても本への接し方考え方のヒントを示してくれる本。本というものを、使うのも、役立つもの、楽しいものとしながら、特別に考えすぎずに付き合いかたを提案する考え方は、本に仕事で接している人にも読んでみてほしいと思う内容の本です。 »
岩波少年文庫の創刊60周年のときに 宮崎駿さんが岩波少年文庫のなかから50冊を選んで推薦文をつけました。 その直筆の推薦文は全国を巡回展示したのですが、これはそれをまとめた本。 第一部は推薦文を、第二部は過去のインタビューに加筆修正した宮崎駿さんの児童文学への思いを載せていま… »
新刊の発売予定にタイトルを見つけると、もうその日が楽しみでたまらない。 こどものころ『りぼん』の発売日が待ちきれずに本屋をのぞいたみたいに、わくわくして待つ本があります。 アニメっぽい表紙に先入観をいだいて手を出さずにいた時間がほんとうにもったいなかったと思っている漫画。 お… »
タイトルと表紙が気になって手にとったこの本。 大好きな高楼方子さんの『緑の模様画』という本と同じ、平澤朋子さんの装画でした。 こんな風につながる出会いはうれしく、はずれがないものです。 旅先で「わたし」が迷い込んだのは、しゅうぜん横丁という路地。 名前のとおり、いろんなものを… »
図書館で、素敵な装丁に魅入られて手にとったのが出会い。 きれいにコーティングされていてカバーがはずせなかったけれど 本体もとても美しくつくってある気配。 そして外見だけでなく物語もまた、とても美しいものでした。 これはきちんとお金を払って、自分の本棚に置かなくては…と我が家の… »
子供の頃親しんだ、懐かしの「モモちゃん」シリーズ。 何度も読んでいるはずなのに、今あらためて読み直すとはじめて読む物語のような気がします。 そして驚きます。こんなに現実的なおはなしだったのかと。 20代以上の人にも読んで欲しいと講談社文庫から刊行になった「モモちゃん」シリーズ… »
1日は24時間。 もうちょっと時間が増えたら、と思うことはないですか? これはそんな「おまけの時間」を体験する男の子のおはなし。 主人公の賢は、とくにとりたてて特技もない、ちょっとぼんやりな小学生の男の子。 授業中、お昼のサイレンのなるときに、突然不思議な夢を見るのです。 教… »
川上弘美さんの初の児童文学、しかも酒井駒子さん挿絵ということで、もう発売前から楽しみにしていました。 小学4年生の主人公が図書館でであった「七夜物語」という本をきっかけに不思議な世界に飛び込んでしまうという、そのなんとも王道冒険ファンタジーなあらすじも、もう楽しみで楽しみで!… »
読む前から少し、身構えていました。 「虐待」をテーマにした物語であるということ。 ニュースで児童虐待のことが報じられたりしたときに心に浮かぶのは、純粋な怒りと一緒に、そこに至るまでに追い詰められた精神への想像。自分のいる世界から地続きで、誰でもそんなふうになりえるかもしれない… »
大切な人の死は、後悔をつれてくる。 じぶんの、もう短いとは言えなくなってきた時間の積み重ねのなかの実感だ。 突然の別れでも、じわじわと予感させる別れでも。 取り返しのつかないこと。もっとできたはずのこと。 それが自分の未熟さのためか、不誠実さからだと思えばまた、それは悲しみの… »
ただいま 54 ストック! こんにちは、鳩です。食べること寝ることに並んで本を読むことが大好きで、ついにはお仕事まで本に関わることをしています。ここはわたしが読んだ本ばかりの個人的な書庫でもありますが、あなたにおすすめしたい本を差し出す本屋さんのカウンターでもあります。読んで好きになった本、印象に残った本、私はあまりなじめなかったけれどおすすめしたい誰かの顔が浮かんだような本を集めています。記事から記事へキーワードをたどってめぐることもできますし、表示される記事やキーワードもそのときにより変化します。気になる言葉や名前などを各記事下の検索欄で探していただくこともできます。 いまはまだ少ないこの書庫の蔵書も、うっそうとした本の森にそだつ予定です。どうぞ気ままにお散歩して、本と出会ってくださいな。
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